私事

看護学校のクラス会に行きました。

面白話いっぱいきいたのだけど、1番は友人Mの話でした。

眼科病棟に勤めるMの元に老年の女の患者さんがいらっしゃったそうな。
よろしくねー、と印象も良い患者さんだったのだが、全身麻酔下で手術をしたら、術後せん妄になったのですが、その設定が面白い。

病棟のスタッフは北朝鮮工作員で、自分は拉致されてここにきたと思ってるらしい。

なので、バルーン抜こうとすると抜かせない。
何とか抜いた後は、「それよこしなさい!あんたたちが私にしたことの証拠にするんだから!」と叫びだしたらしい。

Drにその旨を伝えた所、笑いながら
「そんななら、拉致っちゃったよ、カムサハムニダって言えばいいじゃない」
と言って相手にしてくれない。

ある日、Mは後輩から報告されたのです。

「先輩、あの人に、あんたこの組織の下っ端なんでしょ?若いんだからこんなとこから早く抜け出しなって言われましたよー」

その後、せん妄もなくなり、無事患者さんは退院していったそうな。
Mが「くそ、1回拉致っちゃったよ、カムサハムニダっていってやればよかった!」といっていたのが印象的でした。