同窓会後

看護学校の同窓会に行って学生時代の事を思い出したので徒然と思い出してみます。

私は実技が凄い苦手というか先生の前だと緊張してミスする傾向が強く、バイタルサインの測定を2回も追試した記憶があります。
その後は慣れたのか1回で合格していったような気がします。
1年生は実習が1回だったのですが、私は整形外科で脊椎の圧迫骨折の患者さんを受け持ちADLの介助をしたのですが、確か同じグループ内で実習成績が1番悪かったのです。

呼吸器内科で喘息の増悪の患者さんも受け持ったときは、確か、学生への受け入れが良くなく、患者さんとの関係がうまくいかなかったのです。
今思うと、呼吸苦しいのに清拭介助とかでも辛いのに、人と話す余裕はないと思いますが。しかし、学生は患者さんから情報収集をし情報を整理・追加・解釈・分析をし、看護問題をひねり出してプラン立案し実施しなくてはなりません。
非常に厳しいです。
先生と病棟スタッフと患者さんの話にいっぱいいっぱいでした。
板ばさみですよね。

3年では心不全ICUから一般病棟に移った89歳の患者さんのADLの拡大をしました。
自分で起き上がれなかった患者さんに3週間リハビリして、ADL介助して、理学療法士さんとかとうち合わせをしたりして計画を立案・実施してなんとか自立歩行できるようになりました。
家に帰りたいと患者さんが頑張ったの一緒にやっていけたと思います。
患者さんが自宅への退院を強く望んでなければあんなに短期間で今まで寝たきりの高齢者がADL自立にまでは至らなかったと思います。
そこで、看護って凄いなと思いました。
あれが私の看護の原点かもしれません。

学生時代の同期と話してみて意気投合したのは、学生時代に比べたら今の方が良いということでした。学生時代は激しく辛かったので、あの頃を思えば今はそれなりに良いという結論に達しました。

今はあの頃みたいに1日を同じ患者さんとみっちり過ごしたりはしない、というかできないのですが、学生の頃の気持ちは大切に忘れずにいたいなと思います。